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伊達家家臣伊達成実に関する私的アーカイブ

『名語集』

『名語集』42:伊達安房屋敷にて宗碧を手討にす、同屋敷失火

『名語集』42:伊達安房の屋敷にて宗碧を手討にする、同屋敷の火事 原文 一、或時、伊達安房守殿にて、ことごとく作事出来し、日がらを以て、貞山様を御申入れられ、朝は御数寄屋、さてそれより御書院に於て、いづれも御親類衆・大身・小身、みなみな長袴な…

『名語集』86:京都にて魚類店等の停止

『名語集』86:京都にて魚類店等の停止 原文 同日卯の刻、御他界に、江戸より京へ、早馬にて、同二十八日未の刻、上著し、奏聞ありければ、その時の所司代板倉殿(周防重宗)へ勅ありて、今日より三日は、都の内、魚類の店停止あり、見物事、髙声売買の儀も…

『名語集』84:瑞巌寺に位牌を、高野山に石塔を立つ

『名語集』84:瑞巌寺に位牌を、高野山に石塔を立つ 原文 御位牌は松島瑞巌寺に立つ。雲居和尚下りて住持す。高野山にも御石塔、御供衆まで立ちぬ。「まことに開闢より此のかた、二十余人の御供聞かざる事かな」と申す者多し。 地名・語句 現代語訳 ご位牌は…

『名語集』83:王翼祭事の怪

『名語集』83:王翼祭事の怪 原文 また王翼と申す唐人、祭事を仕り候に、長刀にて白き犬を切りける事ありしに、少しも切れずして、長刀たちうちより。折れたり。余の長刀して切り、祭事せいしが、みな人、気味悪しき事におもひし。 地名・語句 現代語訳 また…

『名語集』82:病気祈念中の怪

『名語集』82:病気祈念中の怪 原文 江戸にて、御病中の御祈念中、おびただしき中に、不思議なることには、御屋敷にて、愛宕の円福寺、大般若行ひ申されけるに、僧衆一度に御経読み上げし声、さながら泣きたてたると皆人肝を消し、あわてさわぐほどに御座候…

『名語集』81:床の上の煙草の怪

『名語集』81:床の上の煙草の怪 原文 同じあかつき、御座の間、御床の上に御煙草常にあげられ候ほど、五服ひねりて、五所にありし。御煙草入は、宵に御袱紗にてよく鼓、御床にあげられしが、少しも乱れず、いつものごとくあり。不審に思ひて、あたりを見る…

『名語集』80:奥の寝所の怪

『名語集』80:奥の寝所の怪 原文 二十日朝、江戸へ御たちなされ、今は岩沼辺なるべきかと思ひし折ふし、奥の御寝所にて、たかだかと御独言、しばしがほど、まさしく御聲したり。女房たち、こはいかにと、不思議に思ひ、おづおづ忍びよりて、見しかども、何…

『名語集』87:将軍家に形見を献ず

『名語集』87:将軍家家光に形見を献上する 原文 上様(将軍家家光)へ御かたみには、鎬藤四郎吉光の御小脇差、山の井の御茶入、虚堂三幅一対、差上げられ候。 地名・語句 現代語訳 将軍家光への形見には、秀吉から貰った鎬藤四郎の脇差し、山の井の茶入、禅…

『名語集』88:夫人剃髪

『名語集』88 :正室めご姫の出家 原文 奥様も御髪をおろさせ給ひ、瑞凰寺(清岳)より、陽徳院様と御法名を進じ奉り、御隠居所にて、朝夕の御仏共を供へ、御焼香なされ、たぐひなき御心ざしかなと皆人感ぜぬはなかりけり。 地名・語句 現代語訳 正室めご姫…

『名語集』56:江戸に上る、増田にて郭公を聞く、白石にて片倉小十郎に会う

『名語集』56:江戸に上る、増田にて郭公を聞く、白石にて片倉小十郎に会う (*この文の小十郎はすべて景綱ではなく、重綱です)原文: 一、ほどなく四月二十日になれば、御供の衆は、夜のうちより御城へ相詰め申し、朝の御膳、岩沼にて召し上げらるるはずに…

『名語集』解題【仙台叢書版】

本書は伊達政宗卿の言行録とも見るべきものにして、其一生の行実は細大漏らさずこれを述べ書したるも何人の手に成りしか明かならざるは遺憾に堪えざる所なり顧ふに其記述の状況よりすれば側近く召仕はれたる人々の手に成りしものの如し且其臨終前後における…

『名語集』跋文【仙台叢書版】

普段このブログに上げている『名語集』原文は宝文堂版を参考にしているのですが、(「伊達の松陰」目当てに)仙台叢書1を入手してみたところ、仙台叢書版の方の『名語集』跋文も素晴らしいので、これも併記することに致します(とりあえず好きなとこからで…

『名語集』52:諸芸に達す

52:諸芸に達す(諸芸に通じる) 下線のあるところは上手く訳せないところ。ご助言いただけたら幸いです。 原文: 一、第一の御心がけは武具なり。朝夕めづらしきを添へなされ、ふりたるを捨てたまはず。御家中も上をまなぶ習なれば、かなはぬまでも、武具・…

『名語集』2:武士の死を惜む

2:武士の死を惜む(武士の死を惜しむ) 原文: 一、或時、貞山様御咄に、「我れ若年より方々へ合戦に、心掛けたる所へ押し寄せ、存分叶はず、引取りたる事おほかた覚えなし。無理なる所へも其の時の見合により押し寄せ、多く人数をうたせ、或は敵を追出し…

『名語集』1:唐土の幼児政宗公の名を聞きて泣止む

1:唐土の幼児政宗公の名を聞きて泣止む(唐の国の幼児、政宗公の名前を聞いて泣き止む) 原文: 一、或時王翼と申す唐人の咄にいふ、「それがし国許ににありし時、ここかしこにて物心つきたる倅などは、たれ教ふるともなく、政宗公と聞きては、物事に恐れ…

『名語集』目次

『名語集』目次 上 序 1:唐土の幼児政宗公の名を聞きて泣止む 2:武士の死を惜む 3:召使の利鈍 4:無体とぬるき事とを嫌ふ 5:身なりを慎む 6:常に手を清む 7:万事に気を付く 8:脇差の下緒を帯にはさむ 9:刀脇差の鞘柄 10:刀脇差のたしなみ 11:能見…

『名語集』29:ただ居ることなし

『名語集』29:ただ居ることなし (不完全なので、コピペなどはやめといた方が吉です。下線は文章の意味がわからなかったところ。間違いなどご指摘いただけたら幸いです) 29:ただ居ることなし(ボーッとしていることがない) 原文: 一、第一、御まめに御…

『名語集』41:武蔵野の歌と不二の歌

41:武蔵野の歌と不二の歌 (*不完全なので、コピペなどはやめといた方が吉です。下線は文章の意味がわからなかったところ。間違いなどご指摘いただけたら幸いです) 原文: 一、されば、詠歌の道に長じ給ひ、花鳥風月の才、いとかしこくわたらせ給ひ、折に…

『名語集』40:能を観て感泣す

40:能を観て感泣す(能を見て、感動して泣いた) (*不完全なので、コピペなどはやめといた方が吉です。下線は文章の意味がわからなかったところ。間違いなどご指摘いただけたら幸いです) 原文: 一、或時、御親類衆御一家御一族衆、その外、大身衆に御西…

『名語集』著者について

『名語集』を書いたのは誰か。 実は元禄16年(4代藩主綱村による治家記録編纂事業)の時点ですでに不明になっている。 名語集<又、命語集ともあり。作者知らず、或は是も亦、成実の記なりと云う> 昭和10年に『政宗公御名語集』を編纂した小倉博氏のご意見…

『名語集』跋文

『名語集』跋文 (*不完全なので、コピペなどはやめといた方が吉です。下線は文章の意味がわからなかったところ。間違いなどご指摘いただけたら幸いです。 原文: さるほどに、かれこれの騒がしきまぎれには、皆人さほどになかりしが、御仏事故なう過ぎゆく…

『名語集』序文

『名語集』序文 (*不完全なので、コピペなどはやめといた方が吉です。下線は文章の意味がわからなかったところ。間違いなどご指摘いただけたら幸いです。 原文: 政宗公よろづ御詞の末、少々常の御様子、人伝にも承り、折節には拝み奉り候へども、卑しき身…