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伊達家家臣・伊達成実に関する私的資料アーカイブ

『伊達日記』38:長江月鑑斎の死

『伊達日記』38:長江月鑑斎の死

原文

一深谷月鑑は相馬長門小舅に候。下新田に於いても月鑑手前の者共玉無鉄炮を打候由政宗公聞召され、深谷は大崎境に候。相馬へも縁辺逆意の儀尤の由思召され、秋保摂津守に預置かれ切腹仰付けられ候。

語句・地名など

現代語訳

一、長江月鑑斎晴清は相馬長門義胤の小舅であった。下新田での合戦においても、月鑑の軍勢は弾をこめずに鉄砲を撃っていたということを政宗公はお聞きになった。
居城の深谷は大崎との境にあり、相馬との縁が深く、反逆を行うのも尤もであると思われ、秋保摂津守定重という者の所に預けられ、切腹仰せ付けられた。

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