『伊達日記』74:義重・常隆の帰陣
原文
一義重大平を御取候以来。別而御手ぎわも之無き故か。七月廿日比佐竹へ御帰馬候。常隆公も御帰陣候間田村へつかはされ候。御人数多分罷かへり。伊達信夫の御人数ばかり在陣申され候。
語句・地名など
現代語訳
佐竹義重は大平をお取りになって以来、特にほかの事をするでもなかったせいだろうか、7月20日ごろ佐竹へお帰りになった。岩城常隆も帰ったので、田村へ遣わされていた手勢もおおかた帰り、伊達・信夫の軍勢だけが残された。
感想
義重と常隆が自領に戻ったことを書いています。