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伊達家家臣伊達成実に関する私的アーカイブ

2019秋伊達登別

観測史上最大とも言われた巨大台風の近づく中、台風の間を駆け抜けて、だて歴史文化ミュージアムの『伊達政宗と伊達成実展』に行ってまいりました! 5月にも北海道行ったし、さすがに年二回北海道はないよね…と思ったのですが、伊達武将隊さんブログで上がっていたポスターが格好良すぎて、即決しました。その後、Tさんも同行してくださるということで、連休のこのタイミングに。

しかし、本当は12日出発予定だったのですが、そのころ巨大台風が関西に最も近づくだろう…ということで、こりゃ飛ばないな…と判断し、11日の夜の便で北海道に向かいました。結局12日の便は全便欠航になったので、変更しなきゃ行けなかったでしょうね。
札幌に住む長年の友人に会いに行き、この日はTentotenという札幌のゲストハウスに泊まりました。1階がおしゃれなカフェバー、2階がドミトリーという造りで、とても綺麗で、過ごしやすかったです。オススメ。
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結構、札幌を満喫してるやんか…。

1日目(10/12)

で、私にとっては2日目だけど初日。いつも同行してくださるTさんと合流。Tさんも午後の便だったら運休していたかもしれないというギリギリのところでやっと到着。そのまま電車で伊達紋別駅まで。
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新しくなった兜オブジェ! ひらっぺたくなっていたのが、やや上向きになり、弦月前立てが毛虫前立てになっています。伊達市のアーティストさんによる造型だそうです。
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きたきたきたー!!
中身は撮影不可だったのですが、政宗・成実の鎧と幟それぞれと、仙道ノ図、高麗御陣で取ってきたとされる香炉、同じく鞍、人取橋感状、政宗→成実書状、政宗→おちゃこ書状、政宗公御軍記3冊などが展示されていました。

来館記念スタンプが超かわいい。
十分堪能したあと、5月の旅で食べ損ねたジンギスカンを食す。
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でも食べ方あってたのかどうかわからないですが。

2日目(10/13)

ミュージアムに行くと、午後2時からギャラリートークがあるというので、しばらく時間をつぶすためにあたりをうろうろすることに。
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伊達邦成・田村顕允が神として祭られている伊達神社へ。
個人情報で申し訳ないと思いながら質問したら、宮司さんは亘理伊達家家臣黒野家の子孫の方だそうです。
そして帰ってきたらちょうど2時頃で、ギャラリートークを聞きました。

20191013ギャラリートーク
・政宗の鎧が北海道に来るのは初めて(本当に歴史上初めてかどうかはわからないので断言はしないけど、少なくともミュージアムに来るのは初めて)。次来るとしても、2、30年はないと思われる。
・人取橋のときに着ていた鎧は政宗と共に埋葬されたものである可能性が高い(史料より)。
・初めは小十郎重綱の鎧もそろえる企画案があったが、痛みが激しく、移動に適さなかったので中止になった。
・政宗の肖像画は歴代藩主の画集みたいなものがあり、それから。よく見るものと違ってやや憂い顔のような斜め下を見るような絵。兜は後ろを向いていて、鎧は大鎧風。
・画集の絵は両面になっていて、裏は何代目かの(ド忘れ)藩主の絵がある。
・成実の肖像画は古美術商に見つけられ、紋や前立て、年代などから特定された。
・肖像画のバックにある青い旗がミュージアム所蔵品から出てきて、それが形通りだったので、肖像画の絵としての信憑性が上がった。棒に引っかける部分に四角い陰陽の模様が入っており、鹿の皮に金箔が貼られている(これも絵と同じ)。
・仙道ノ図は成実が描いたものをリメイクしたものを江戸時代にコピーしたもののコピーと思われる。
・朝鮮から持ってきた香炉については特に言及なし。
・朝鮮から持ってきた鞍は、鳳凰と龍が螺鈿細工で描かれた、大変貴重なもの。
・政宗の日輪の旗は湯殿山に誕生を祈願した話から。旗と前立てで、日と月を表している。
・政宗の三日月前立ては外れる。三日月は木に金箔を貼ったもの。運ぶ用に箱がある。正直言って成実の前立ては運ぶの難しい。
・政宗の鎧は、面頬のあごのところに九曜紋あり(汗を落とすためのもの)。通常はただの丸穴。
・成実の鎧は市博の人が驚くほど重い(1.5倍くらい?)
・鎧の背筋や脛当てのふくらはぎの部分が発達してる。胸元も政宗のものと比べると大きめ。
・試し撃ちの跡がたくさんある(胴正面や草摺の一枚一枚に)。
・人取橋感状は新しいのでは?それもありうる。年代の間違い(政宗が17歳との誤り)、筆蹟の違いなどから、祐筆が書いた可能性、写しである可能性などあり。
・おちゃこ宛書状の切り込みの入れ方(切れた跡がある)。
・亘理伊達家所有の成実記(政宗公御軍記)は全三巻。写本であることが書かれている。

しっかりと覚えているのはこれくらいかなあ…見てるだけではわからない情報満載で、良かったです!
ギャラリートークは決まった日に行われるので、是非参加を!
また歌みくじをやったのですが、どうしても成実のは出ず(泣)。
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こんな看板もありました!
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そして伊達におさらば。オロフレ峠を越えて登別温泉へ。入浴剤と一緒で、色が白かったです。
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ちょうどこの太陽の沈むあたりが伊達市なのだそうです。すごく綺麗!!
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3日目(10/14)

そして登別温泉。地獄谷へ足を伸ばしました。
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そして幌別にある登別資料館へ。登別温泉ターミナルから、登別駅経由の資料館行きバスが出ています。
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2階に片倉家の移住に関する資料、家臣の鎧など、1階にはかつての民具など、多くの資料が展示されていました。
片倉家移住に関する本なども販売しており、伊達家家臣団の北海道移住に興味がある方は是非とも訪れて欲しい資料館でした!


だて歴史文化ミュージアムで入手した図録。すごい力作です!

これは登別郷土資料館で入手した、片倉家の移住に関しての本。


だて歴史文化ミュージアムで購入した伊達の風土最新号では、去年行われた能「摺上」の上演経緯について書かれてました。

旅自体は大変有意義で楽しかったのですが、帰宅したら亘理・角田を初め宮城県・福島県の多くの地域が大変なことになっていて、複雑な気持ちになりました。
被災地の方々の安全と速やかな解決をお祈りいたします。もうこれ以上自然災害は起きて欲しくないですよね…。