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伊達家家臣・伊達成実に関する私的資料アーカイブ

2014-07-10から1日間の記事一覧

くずし字がよめるようになりたい

■タイトル通りです…。 加賀聖藩文庫版の『伊達日記』(政宗記)、『伊達日記』(伊達記)のマイクロフィルムからの複写を手に入れたのですが、どちらもくずし字が難しくて頭を悩ませております。人名とか御とか候しか読めない…。奥付とか興味深い事かいてあ…

『名語集』86:京都にて魚類店等の停止

『名語集』86:京都にて魚類店等の停止 原文 同日卯の刻、御他界に、江戸より京へ、早馬にて、同二十八日未の刻、上著し、奏聞ありければ、その時の所司代板倉殿(周防重宗)へ勅ありて、今日より三日は、都の内、魚類の店停止あり、見物事、髙声売買の儀も…

『名語集』85:忠宗公跡式相続

『名語集』85:忠宗公の家督相続 原文 五月二十四日、夜に入り、忠宗公へ御跡式、遺さるるにより、次の日、やがて御屋敷へ御移りなされ候。かたがた御めでたきよし、祝しあへり。誠に歎の中のよろこび、これならん。 地名・語句 跡式(あとしき):家督、跡…

『名語集』84:瑞巌寺に位牌を、高野山に石塔を立つ

『名語集』84:瑞巌寺に位牌を、高野山に石塔を立つ 原文 御位牌は松島瑞巌寺に立つ。雲居和尚下りて住持す。高野山にも御石塔、御供衆まで立ちぬ。「まことに開闢より此のかた、二十余人の御供聞かざる事かな」と申す者多し。 地名・語句 現代語訳 ご位牌は…

『名語集』83:王翼祭事の怪

『名語集』83:王翼祭事の怪 原文 また王翼と申す唐人、祭事を仕り候に、長刀にて白き犬を切りける事ありしに、少しも切れずして、長刀たちうちより。折れたり。余の長刀して切り、祭事せいしが、みな人、気味悪しき事におもひし。 地名・語句 現代語訳 また…

『名語集』82:病気祈念中の怪

『名語集』82:病気祈念中の怪 原文 江戸にて、御病中の御祈念中、おびただしき中に、不思議なることには、御屋敷にて、愛宕の円福寺、大般若行ひ申されけるに、僧衆一度に御経読み上げし声、さながら泣きたてたると皆人肝を消し、あわてさわぐほどに御座候…

『名語集』81:床の上の煙草の怪

『名語集』81:床の上の煙草の怪 原文 同じあかつき、御座の間、御床の上に御煙草常にあげられ候ほど、五服ひねりて、五所にありし。御煙草入は、宵に御袱紗にてよく鼓、御床にあげられしが、少しも乱れず、いつものごとくあり。不審に思ひて、あたりを見る…

『名語集』80:奥の寝所の怪

『名語集』80:奥の寝所の怪 原文 二十日朝、江戸へ御たちなされ、今は岩沼辺なるべきかと思ひし折ふし、奥の御寝所にて、たかだかと御独言、しばしがほど、まさしく御聲したり。女房たち、こはいかにと、不思議に思ひ、おづおづ忍びよりて、見しかども、何…

『名語集』87:将軍家に形見を献ず

『名語集』87:将軍家家光に形見を献上する 原文 上様(将軍家家光)へ御かたみには、鎬藤四郎吉光の御小脇差、山の井の御茶入、虚堂三幅一対、差上げられ候。 地名・語句 現代語訳 将軍家光への形見には、秀吉から貰った鎬藤四郎の脇差し、山の井の茶入、禅…

『名語集』88:夫人剃髪

『名語集』88 :正室めご姫の出家 原文 奥様も御髪をおろさせ給ひ、瑞凰寺(清岳)より、陽徳院様と御法名を進じ奉り、御隠居所にて、朝夕の御仏共を供へ、御焼香なされ、たぐひなき御心ざしかなと皆人感ぜぬはなかりけり。 地名・語句 現代語訳 正室めご姫…