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伊達家家臣・伊達成実に関する私的資料アーカイブ

『伊達日記』87:大崎について

『伊達日記』87:大崎について

原文

一大崎の義は境論仕弓矢に罷成候。佐竹。会津。岩城不和に罷成候事は先達申上候通に候由仰上られ候。太閤様。政宗をば方々より憎み候由御意成られ。会津取候慮外に思召候間。召上らるるべく候。本領御別儀有間敷候間御礼仕べき由仰出られ候。

語句・地名など

現代語訳

大崎のことは境目の議論から始まり、敵対することになりました。佐竹・会津・岩城と不和になったことは先に申し上げたとおりにございます」
太閤秀吉は、政宗は方々から憎まれているとお思いになり、会津を落としたことは許さないと思われていたので、会津は召し上げようと思われた。本領は特に問題がなく本領安堵されるので、お礼をするようにとご命令になった。

感想

政宗の解答を聞き、五人の心証はよかったようです。会津は召し上げられますが、本領は安堵すると言われています。
このままならよかったんでしょうが…。