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伊達家家臣・伊達成実に関する私的資料アーカイブ

『伊達日記』106:関白秀次の下向

『伊達日記』106:関白秀次の下向

原文

一関白様御下向の由聞召され御迎に御上候砌。大崎。葛西一揆の侍共。命の儀は御赦免成られ候様に申され候間。在所に居事いかがに候。沢谷へ罷出然るべき由仰付られ沢谷へ何も召寄られ二本松迄御迎に御上候。

語句・地名など

沢谷(深谷?)

現代語訳

関白秀次が下向なさるということをお聞きになり、迎えに上がったとき、大崎・葛西一揆の侍たちは命はお許しになるように言ったので、在所にいるのはどうかと思われ、沢谷へ出るようにとご命令になり、沢谷へみな集まり、二本松までお迎えに上がった。

感想

今度は関白秀次が下向して来ました。このときのことがのちのち問題になるのですが…。