2012-05-18から1日間の記事一覧
2:武士の死を惜む(武士の死を惜しむ) 原文: 一、或時、貞山様御咄に、「我れ若年より方々へ合戦に、心掛けたる所へ押し寄せ、存分叶はず、引取りたる事おほかた覚えなし。無理なる所へも其の時の見合により押し寄せ、多く人数をうたせ、或は敵を追出し…
1:唐土の幼児政宗公の名を聞きて泣止む(唐の国の幼児、政宗公の名前を聞いて泣き止む) 原文: 一、或時王翼と申す唐人の咄にいふ、「それがし国許ににありし時、ここかしこにて物心つきたる倅などは、たれ教ふるともなく、政宗公と聞きては、物事に恐れ…