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伊達家家臣伊達成実に関する私的アーカイブ

『伊達日記』60:片平親綱の寝返りについて

『伊達日記』60:片平親綱の寝返りについて

原文

一極月始小十郎より状を越申され候而。我等申候通申上候へば。御尤に思召され候間片平助右衛門召出され。御再乱成らるるべき由御意に候間。助右衛門所へ申ことはり然るべき由申され候條返答に候。大内備前御下に居申され候間。備前所より使を越申され候様に仰付られ然るべく。備前に使越候はば、我等所へ寄申すべき由申さるるべく候。我等も状を指添申すべき由申越候に付。極月廿日比備前使罷越候間。我等状を指添片平方へ指越候。助右衛門御奉公仕るべき由返答申され。去り乍ら其比は雪深候間先手切は無用之由。政宗公御出馬成られ候時分手切れ然るべき由御意成られ相延られ候。

語句・地名など

現代語訳

一、12月のはじめ、片倉小十郎景綱から書状を送ってきたので、私が言った通り政宗に申し上げたところ、ごもっともと思われ、片平助右衛門親綱をお呼びになり、再び戦をしようと思われたので、助右衛門のところへいっておくべきだろうと思ったので、返答した。大内備前定綱がもう政宗の配下になっているので、定綱の所から使いをおくるようにと仰られた方がよい。備前に使いをおくられるのであれば、私の所へ寄るようにいうようにと言った。私も添え状を送るのでと申し上げたところ、12月20日ごろ定綱の使いがやってきたので、私の添え状を片平へ送った。親綱は政宗に奉公するということを言って返してきたが、その頃は雪が深かったので、戦もしかねて、政宗が出馬されるころ手切れするべきであると思われ、延期となった。

感想

片平親綱の寝返りをいったいいつにするかという話です。
雪で延期するあたりが寒い地方ならではだなあと思いました。