『成実記』6:青木修理の人質交換
原文
一、築館に御逗留中。青木修理抱置候右三人之者之儀。小浜へ内通申候に付而。大内備前も修理弟子を。相捨候事も成らず候而日限を申合。小瀬川と申処へ双方より罷出。御横目を申請弟新太郎と子を受取。九郎四郎新八郎次郎吉をとり替候て帰陣。
語句・地名など
横目:監視役
現代語訳
一、築館に滞在なさっている間、青木修理が捕らえていた3人の者のことがあった。青木修理が小浜へ内通したので、大内備前も修理の弟・子どもを捨てることもできず、日にちを決めて申し合わせて、小瀬川というところへ双方が出て、監視役をお願い申し上げ、弟新太郎と子を受け取り、九郎四郎・新八郎・次郎吉とを取り替えて帰陣した。
感想
青木修理と大内家老子息の人質交換です。
この新太郎が後の政宗の小姓頭の青木掃部です。