『伊達日記』61:政宗の骨折
原文
天正十七年正月之末政宗公御落馬成られ御足を打折られ候。御養生候而御足は付候へども。御痛にて御出馬抔成らるべき体に之無き候故。助右衛門事切弥相延候。
語句・地名など
現代語訳
天正17年正月の末、政宗は落馬され、足を骨折なされた。養生なさって、足は付いたけれども、痛みがひどく、出馬などできる様子ではなかったので、片平親綱の寝返りについては延期となった。
感想
雪が降っているとおもったら、正月早々落馬して骨折している政宗です…。戦国武将で落馬して足折るって!!(笑)
ちなみに発掘調査されたときに左足のスネの骨に折れたあとがみつかったそうで、成実のこの記述が正しいことが裏付けられました…。『治家記録』とかでは「御痛みありて」とかボカしてあるんですよね。なんでも書いちゃう成実こわい(笑)。